こんにちは、
『水郷のとりやさん』の須田です。
いつも当店をご利用いただきまして、
誠にありがとうございます。
本日は、皆様に安心して鶏肉と卵をお召し上がりいただくために、
鳥インフルエンザに関してのお話をさせてください。
まず初めに、現在の状況でございます。(1月20日現在)
2025年1月12日、香取市と隣接する銚子市で高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確定。
その後、銚子市で3例、旭市で3例、合計で7例の高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確定いたしました。
すでに、発生農場の防疫措置の開始(終了したところもあり)、制限区域内の移動・搬出制限、消毒ポイントの設置等が行われています。
次に、当店の対応です。
近隣地域で鳥インフルエンザが発生したことを受け、
当店の放し飼い農場では、一時的に、庭への放し飼いをやめ、
鶏舎の中だけでの平飼いに切り替えております。
鶏舎の周りや運動場などに消石灰をまき、
鶏舎にはいる人間も一人だけに制限し、防疫措置を講じております。
消石灰などの防疫措置に関しては、継続して行っております。
また、当店の養鶏場(採卵鶏)は、半径10キロ以内の搬出制限区域には入っておりませんため、通常通りの出荷を行っております。
当店の養鶏場に関しては、
鳥たちも元気いっぱいですのでご安心ください。
しかし、契約農場の1つが半径3キロ以内の移動制限区域に入ってしまっております関係で、
「水郷どり」の供給が減少しております。
希少部位など、一部商品で品切れとなる場合がございますこと、何卒、ご理解いただけますと幸いです。
お客様から
「千葉で鳥インフルエンザが出たけど、
須田さんの鶏肉は大丈夫か?」
という内容のお問い合わせを数件いただいております。
ご安心ください。
お届けしている鶏肉・タマゴは、
いつもお届けしている安全・安心な鶏肉とタマゴです。
鶏肉に関しても、処理場では、獣医師の資格を持つ県職員が、
毎日、鶏の状態を確認し、内臓に異常がないか、
健康な状態であるかをチェックした後に出荷されていきます。
さらに、当店では、毎日、鶏を捌いている弊社の職人が、
1羽1羽、鶏の状態を見極めながら、
丁寧に「手ばらし」で捌いています。
「手ばらし」というのは、
職人が1羽1羽、まな板の上で鶏を捌いていく為、
何か異常があったときなどもすぐに発見することができますし、
その後の処理などもすぐに行うことができます。
お客様に、安心して、美味しい鶏肉を召し上がっていただきたい。
その思いを皆で確認しながら、鶏と真剣に向き合って、
安全・安心・美味しい鶏肉をお届けしてまいりますので、
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
最後に。
今年も全国的に鳥インフルエンザが発生し、
養鶏をしているものとしては、本当に気が気ではありません。
すでに発生してしまった養鶏場でも、
防疫措置を講じて、鳥インフルエンザ対策をきちっとしているところが多く、
そこまでして防げないならどうしようもないと思えるほどです。
出したくて出している養鶏業者なんて一人もいません。
むしろ、自分のところで少しでも疑いがあった場合は、
すぐに家畜保健衛生所に連絡し、他の養鶏場へ被害が広がらないように、
素早い対応をしています。
最近では、鳥インフルエンザに対する理解も少しずつ広がりましたが、
まだ誹謗中傷や風評被害が出てしまうことがあり、
それは本当に悲しいことだと感じます。
国の支援の在り方や、消費者の皆様の理解なども含めて、
今後、養鶏業をしていきたいという人たちが、減ってしまわないことを切に願います。
美味しい鶏肉や卵が、今の値段で買えるのは、
毎日、生き物と向き合っている養鶏農家の人たちの、
日々の努力があるからだということを、
この機会に、今一度、見つめなおしてもらえたら幸いです。 |