2017年3月24日
author : suigo
千葉県旭市で発生いたしました鳥インフルエンザに関しましてのご報告
こんにちは、
『水郷のとりやさん』の須田です。
いつも当店をご利用いただきまして、
誠にありがとうございます。
本日は、3月23日に千葉県旭市で報告された、
鳥インフルエンザの擬似患畜についてのご報告です。
千葉県旭市は、当店のある香取市から少し南に位置しており、
車でも40分ほどの距離のところにあります。
その千葉県旭市の採卵鶏農場で、
3月23日に鳥インフルエンザの疑いがある事例が確認されました。
その後、遺伝子検査などを行った結果、
H5亜型であることが判明し、
高病原性鳥インフルエンザの擬似患畜であることが確認されました。
まず、皆様にご報告したいこと。
それは・・・
今現在、お届けしている鶏肉・タマゴに関しては、
安全・安心であるということです。
昨日、その採卵鶏農場で、鶏の死亡が確認された時点から、
すぐに当該農場では、移動の自粛が行われ、
農林水産省による立入検査が行われました。
農場や関係各所の迅速な対応により、
鳥インフルエンザに感染した鳥やタマゴなどは、
すでに移動・流通しない状態になっていますし、
農場から半径3キロ以内の区域についても移動制限がかかります。
また、弊社が契約している鶏処理場の契約農場は、
県内に11ヶ所あり、今回の指定地域ではない農場から、
いつもと変わらない健康なニワトリが出荷されております。
そして、処理場では、獣医師の資格を持つ県職員が、
毎日、鶏の状態を確認し、内臓に異常がないか、
健康な状態であるかをチェックした後に出荷されていきます。
さらに、毎日、鶏を捌いている弊社の職人が、
1羽1羽、鶏の状態を見極めながら、
丁寧に手ばらしと言う捌き方で捌いています。
「手ばらし」というのは、
職人が1羽1羽、まな板の上で鶏を捌いていく為、
何か異常があったときなどもすぐに発見することができます。
私も、今日の鶏を確認いたしましたが、
いつもと変わらず、プリッとした弾力がある、
美味しそうな水郷どりでした。
お客様に、安心して、美味しい鶏肉を召し上がっていただきたい。
その思いを皆で確認しながら、鶏と真剣に向き合って、
安全・安心・美味しい鶏肉をお届けしてまいりますので、
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
そして・・・
今日は、このご報告だけにしようかと思ったのですが、
せっかくなので鶏のことについて、
もう少しだけお話させてください。
今回、鳥インフルエンザが確認されたのは、
採卵鶏といって、タマゴを産むことを目的に飼育されている鶏です。
鶏には採卵に向いている鶏と、
食肉用に向いている鶏があります。
「水郷どり」は採卵用ではなく、食肉用に飼育されている鶏です。
では、採卵用の鶏は食べないのかというと、
そういうことはありません。
水郷のとりやさんで扱っている「放し飼い自然卵」は、
うちの鶏舎で飼育されている採卵用のニワトリが産んだ卵。
ちなみに当店では、鳥インフルエンザのニュースが出た頃より、
鳥インフルエンザ対策として防鳥網の整備などをすすめ、
今現在は、鶏舎内での放し飼いをしております。
鳥インフルエンザがおさまってからは、
また庭も開放して、完全な放し飼いにする予定です。
そして、1年を過ぎた頃に、
「親鳥」として食肉用に捌かれていきます。
この「親鳥」は飼育日数が1年を超える為、
肉質は固く、噛めば噛むほど味が出る鶏肉です。
なんせ、あの地鶏の王様と呼ばれ、
しっかりとした歯ごたえがある「名古屋コーチン」でさえ、
120~150日ほどの飼育日数ですから。
「親鳥」は煮物やお鍋、挽肉にしてハンバーグにしても美味しいですね。
鶏には色々な種類があって、
それぞれの特徴や良さがあるので、
もっともっと鶏の魅力を伝えられるように、
これからもしっかりと頑張ってまいります!!
どうぞ、これからも末永く、お付き合いいただけましたら幸いです。
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Comments
頑張れ~! いつも対応が素晴らしく誠実さが伝わってくるお店なので安心しています。
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
鶏肉専門店として、鶏肉に真剣に向き合って、お客様に笑顔になっていただけるような鶏肉をお届けできるように頑張ります!
これからもどうぞよろしくお願いいたします!!
いつもお世話になっております。
前田穂花です。
今回のニュースを知り、非常に心を痛めています。
と同時に…6年前の福島の原発事故後の「風評被害」の問題をふと思い出してしまいました。
そして余計に胸が痛くなりました。
フクシマの問題は…
未だに子どもさんたちの間で「原発いじめ」のかたちで傷として遺り続けています。
そのテーマについてはここで私が取り上げるまでもないことですので割愛しますが。
ひたすら…人間のこころの問題は難しいものだなあと感じることしきりです。
心は外から見えないからなおさら、
一旦傷がつけばどんどん抉れて、手当の方法を一度誤れば死に至るほど。
つらいことですが…「他人の不幸は蜜の味」。
誰しもが殺伐とした世の中において、自分の価値を確認するためにともすれば、
蜜の味にも思えるような他人の苦しみを、さらに盛って吹聴することで自分の心を保つのです。
併せて…そのいじめや差別する心に同調する力が。
風評被害を加速させてしまいます。
それでも、私たちに人としての想いがあるとするなら。
今回の鳥インフルエンザ発生場所に近い養鶏場のそばの、
卵や鶏肉を実際に食べてみること。
安全だということが分かっているのですから。
実際に安全かどうなのか、自身で食してみれば一番わかるでしょう。
自分で食べて大丈夫であれば、そしておいしければ。
リピートして注文したくなりますね。
福島をはじめとする東北の問題も根っこは同じだと思います。
東北に行ってモーションを起こしたり、多額の寄付など経済的な支援をすることは、
一般人ではそう簡単には実現不可能なものですが。
農産物や海産物など日常の食べ物を選ぶ際、
東北産のものを意識的にチョイスするだけでも、
地元の方に対する大きな支えにつながるはずです。
そう心するだけでも、
被害の大きかった地域の方の傷みを理解するうえできっと役立つ部分は大きいでしょう。
自分の傷みとして理解することが何よりの応援だと私は思いたいです。
そして…心無い風評被害を防ぐ唯一の手段だと考えています。
須田店長様はじめスタッフの皆さま。
がんばって!なんて申し上げません。
もう十分今回のことで心を傷めつつも、信用回復のために日々業務に真摯に取り組み、
がんばっていらっしゃるはずだから。
今度は私たち消費者が。
商品を注文し、食べることでがんばりますね。
もうすぐうちの父の誕生日ですから。
パパのバースディパーティー用に、父の好物のローストチキンを注文いたします。
今年も…パパが喜ぶのが楽しみです。
いつもいつも…我が家の父の喜びのために、おいしいローストチキンをお届けくださって、
本当にありがとうございます。
感謝と併せて…今年は応援もさせてくださいね♡
こんにちは、いつも本当にありがとうございます。
また、今回の件に関しまして、とても嬉しく、心強いお言葉をいただきまして、
本当にありがとうございます。
風評被害というのが一番怖くて、それをなくすためにも、
私たちにできることは、キチッとした情報を、嘘偽りなく、
消費者の皆様にお知らせすることだと思い、
こうしてメルマガやブログを書いております。
前田様にこのように言っていただけたこと、
私としても本当に心強く、ありがたい気持ちでいっぱいです。
お父様のバースデーパーティーに、私が焼いたローストチキンが、
食卓に並ぶ姿を想像しながら、
これからもしっかりと鶏と向き合って商売してまいりたいと思います。
今後とも、応援、よろしくお願いいたします。
この度は本当にありがとうございました!!
前田穂花です。五月雨式なご連絡となりまして申し訳ございません。
今回の件について、須田様と「水郷のとりやさん」スタッフの皆様の、
真摯な取り組みをぜひおひとりでも多くの方に知っていただきたい想いで…
僭越ながら拙公式HP「車椅子の上からほのかな溜息」上で展開しております私のブログ、
「Sexual education 穂花ちゃんのマジメな恋バナ」にて、
この須田さんの書かれた記事をご紹介させていただきました。
http://www.honoka-itsumademo-onna.tokyo.jp/2017/03/24/%e9%a0%88%e7%94%b0%e5%95%86%e5%ba%97%e6%a7%98%e3%81%8b%e3%82%89%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%82%92%e3%81%84%e3%81%9f%e3%81%a0%e3%81%8d%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%e2%80%95%e2%80%95%e7%a9%82%e8%8a%b1/
ご査収ご確認くださいませ。
万が一、事実に相反する記述などございましたならば。
適示加筆いたしますのでご連絡いただけますと幸甚です。
繰り返しになってしまいますが…
本当にほんとうに皆様のことをいつも憶えてお祈りいたしております。
ブログでご紹介いただきありがとうございます。
自分たちにできることを、精一杯、やってまいりたいと思います。
本当にありがたいお言葉をいただき、嬉しく思っております。
今後とも何卒、よろしくお願いいたします。